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~折り畳みスマホから折り畳みスマホへの買い替え~ Razr 60からGalaxy Z Fold8に乗り換えた【1週間半使ってみての感想】

Motorola Razr 60を買ってから数日【折り畳みスマホの真価とは?】 - 好きに語らせろ

今年の2月に折り畳みスマホデビューをした。

それから半年経つ頃に気になる奴が彗星の如く突如現れた。

Samsung Galaxy Z Fold8である。

初代Pixel Foldが挑戦して散った横長タイプのメインディスプレイを持つ縦型の折り畳みスマホ。

正方形に近いというか、単純に縦長のスマホを2台くっ付けました系が主流の中で4:3の画面比率は結構新鮮。

この先出る出る言われているiPhone Fold(Ultra?)も似たようなサイズらしいが、Appleデバイスと尽く相性が悪いこともあり、見送りは確定だった(モノは試しで買ってみたMacbook Neoもほとんど使っていない)。

 

Razr 60を使い始めてからしばらく経ち、良い点悪い点をひとしきり体験しまくり
「そろそろ縦型も使ってみたいなぁ…」と思い始めていた。

しかし、主流の正方形タイプは家電量販店で何度も触って使ってみてもしっくりこない…。

そんなこんなで「一度初代Pixel Foldの中古か新古品探して買ってみるか」と検討した頃にZ Fold8が発表されたワケである。

えぇあぁ!?私が求めていたものはコイツでは!?

ビビっときたので発売前に店頭展示があった家電量販店で触ってみた。

ktkr!!!

久しぶりにガジェット系で感動した、使いやすすぎる。

大枚をはたいて買うことにした。

ストレージが一番少ないモデルにしたがそれでも26万ちょい、これまでで一番高いスマホだ。

で?使い心地は?

8月7日が発売日だったが自宅配送勢は5日にはフラゲ出来ていたらしく
Galaxy原宿受け取りにしていた自分は奥歯を噛み締めながら7日に受け取りにいった。

うっほ~新体験だ

まず、折り畳みスマホというカテゴリであるが、
RazrやGalaxy Filpの横折り型と、いわゆるFold系の正方形に近い縦折り型では明らかに体験が異なるであろうことは使わないでも分かるだろう。

Fold8は縦折り型ではあるが、これまでの系統とはまた違うジャンルであると思った。

昨今の縦長スマホを2台並べた主流型に対して
Fold8は「ミニタブレットを半分に割って折れるようにした」という説明が実際の使用感に近い。

余白が少ない、ただそれだけなのに

店頭展示の時点で気付いていたのだが、画面を拡げてメインディスプレイ側でYouTubeとかを視聴してみたところ、
実際はFold8 UltraとFold8で動画サイズはほぼ大差は無い。

ただ、色んなガジェット系YouTuberも口を揃えて言っているが「没入感が違う」
これはガチ。

なんだろう…本当にカバーディスプレイで観てもメインディスプレイで観ても動画コンテンツがノーストレスで入ってき過ぎるから怖い。

まぁ実際最適化されてないコンテンツはある

InstagramとXが最適化が微妙なアプリ筆頭というか、皆よく使っているし
従前の通りに使おうとすると「なんかこれ微妙じゃね?」と思ってしまうのは正直そう。

だが、ちょっと待て。

InstagramはどうにもならないけどXはブラウザ版がある。
それを使ってみてほしい、全然UIとUXが違うから。

アプリ版は単純に横長に引き延ばされるだけだが、ブラウザ版はサイドバーや
メインディスプレイ側ではトレンド等の表示を一緒にしてくれる。

PCのブラウザ版で開いた時の表示をそのままスマホに持ってきただけなのだが、
その表示が4:3のFold8と相性が良すぎる。

なお、ブラウザ版だけだと通知は開かないと見られないっぽいからSNS中毒者にはchっとツラいかもね。私は脱SNSをすることが本来の望みなのでこのほうが有難いけど。

こいつの真価は画面分割とアプリマルチ立ち上げの組み合わせ

GalaxyのOS(One UI)はやっぱ強い。

マジで感動したのが画面分割時の配置を簡単に入れ替えられること。
そして画面分割した状態でお気に入り登録すると、その組み合わせをホーム画面かタスクバーに保存出来てワンタップで同時立ち上げ出来ること。

こーれはマジで使いやすくてまた感動した。

特に買い物で威力を発揮する。

マツモトキヨシだったらマツキヨアプリ起動→マツキヨ会員・クーポン読み取り→マツキヨアプリのdポイントアプリ立ち上げショートカット起動→dポイント読み取り

セブンイレブンとかコンビニ系だったら、公式アプリでクーポンと会員証読み取り→一旦ホーム画面に戻ってPaypay起動→バーコード読み取り

こういうダルい場面がGalaxyならワンアクションで済む。

 

た だ し、
店員側がその表示方法に慣れていないせいでPaypayしか読み取ってくれない、
セルフレジだと上手いこと順番通りに読めない(据え置き型のバーコードリーダーとかね)などの問題は起きている。

大きいのに小さい端末

縦幅が小さいことによるデメリットが目立つ人と、それが逆にメリットになる人

横幅も同様って感じだろう、特に折り畳んだ状態では。
私の場合ではどっちも大メリット天国だった。

スクリーンキーボードが打ちづらいとレビューで言われがちな問題はそこまで気にならない手の大きさ、
Flip型スマホでの「仕舞って移動する時のコンパクトさ」に近い体験がFold8でもまぁまぁ可能、

折り畳みなのに大して重く感じない重量も好印象。

 

画面を拡げればそれなりの大画面(デカすぎないことが重要)、
畳めば普通のスマホよりコンパクトなのにそれなりに使える。

丁度良すぎる。

【終わりに】まだ堀りがいはありそう

Good Lockによる端末カスタマイズの幅広さ、
Fold8ならではの使い方開拓などまだ探索のしがいがありそうである。

これイイ!ってのが出てきたらまた紹介したい。

 

 

Motorola Razr 60を買ってから数日【折り畳みスマホの真価とは?】

折り畳みスマホを買ってみた

未来のガジェット、それとも過去への回帰と言えるのか

その名もMotorola Razr60、属性を折り畳みスマホという。

news.yahoo.co.jp

結構な値引き率のセールということで衝動的に買ってしまった。

元々折り畳みスマホにはちょっとした興味があったのでこの際ね…。

 

まだ購入から1週間も経っていないのだが、ある程度使ってみて、この時点で分かっていることをこれまで使っていたPixel 9との比較を中心に残しておこうと思う。

 

スペックとかは公式を見てくれ

スペック表を見れば分かることについては省略。
(Youtubeとか公式サイトを参照してね)

平成一桁ガチババア・ジジイあたりにしか伝わらない表現で言うと、
「ゲームボーイアドバンスSPの一回り小さい版」である。

ケースを装着して持った感覚、特に畳んでいる時はこの表現がピッタリだと思う。

 

使用感を紹介

折り畳みと関係ない部分

結構いいぞMotorolaのOS

「あれ?これほとんどGoogle PixelのピュアAndroidと一緒じゃね?」
と初期設定や諸々のアプリ設定をしている時に気付いた。

MotorolaってほぼピュアAndroidから弄ってないらしい。
Galaxy等、AndroidをベースにしながらかなりカスタマイズしているOSと比べると、元々使っていたPixel 9からの持ち替えに違和感が無いのは助かった。

個人的にピュアAndroidが歴代Android系OSの中では一番しっくりきていたこともあり有難い限り。

メインディスプレイが縦長であることの功罪

Pixelと比べるとメインディスプレイが大分縦長になった。
Pixel 9は画面比率が20:9でRazr 60が22:9、
画面サイズは6.3インチ対6.9インチなので結構感覚的にも違うなと思った。

ということは縦長のコンテンツは表示領域が広がって見やすくなるし、
横長のコンテンツは左右に余白が増えてちょっともったいない感覚になるわけ。

そのため功罪はどちらもあるわけだが、意外といいなと思ったのが、
YouTube Premium等をピクチャーインピクチャーで観ながら他のコンテンツを閲覧している時のYouTubeを邪魔に思う気持ちが薄れたこと。

端的に言えば、表示領域に余裕が出来たからどっちも見やすくなったよというわけ。

デカいことを許容すればこういう恩恵もあるのか…と知れたのは意外と意味があった。

折り畳みと関係ある部分

サブディスプレイが意外と役立つ

「無印Razrのディスプレイだと小さいから使えないんじゃないの?」
という懸念が購入前があったが、これは杞憂だった。

ケースを装着しても画面の端までしっかりタッチに反応してくれるし、
文字入力も割と苦労しない(少なくともフリック入力なら)。

よく練られているんだなと感心した。

Spotifyを流しながらとか、RadikoやYouTube上のPodcastを聴きながら移動している等のシーンで大活躍。
というか普通に電車の中でYouTubeの動画を観る時とかにも意外と使える、小さい画面ながらも意外と満足出来るコンテンツ摂取が出来ると感じている。

一部アプリ利用には難あり

サブディスプレイの構成がよく練られているとはいえ、やはり開発者側がそれを想定してUIを組んでいるかに依存する。

一部のアプリではサブディスプレイで開くと文字が被ったり、表示同士が干渉してタッチできない等の不具合が起きる。

まぁこれ自体はしょうがないよなぁ…。

薄さは正義なのか?という疑問

薄い折り畳みスマホと言えばGalaxyシリーズが一歩先に行ってしまっているのだが、
購入を検討していた時の評判を聞いているとチラホラ「指が引っかからなくて開きづらい」と耳にした。

実際ケースを装着していない状態でRazr60を開こうとするとちょっと気を使うというか、ツルっと落とさないように慎重に開けなきゃいけないし、Galaxyより厚くて縁に丸みがあるとはいえ、それでもちょっと開けづらさは感じた。

ケースを装着した状態で折り畳むと2㎝オーバーの厚みになってしまうが、それでも全然こっちのほうが開けやすいので薄さはあまり気にしなくて良いんじゃないかと。

慎重に取り扱わないといけないという疲れとの闘い

歴代の折り畳みでないフツーのスマホ達もケースと画面保護フィルムを付けているとはいえ、風呂に入っている最中でも普通に持ち込んで使っていたし割と雑な運用をしていた。

Razr 60もIP48なので理論上は風呂場に持ち込んでも普通に使えるはずだが、流石に怖い。
そもそも風呂に浸かりながらスマホを触っているとついつい長風呂になってしまう等のデメリットが有り余っていたので、これを契機にやめることにした。

後は常日頃から落とさないようにちょっと気を遣うようになったこと。
歴代板スマホ達もバンバカ落下させまくるようなことはしていないが、やはり不注意でたまに落としたりすることはあった。

その場合は運が悪くてもちょっと側面の角が欠けたり塗装が剥げる程度で済んでいたが、流石に折り畳みスマホになるとたった1回の落下でも何が起こるか分からない。

落としやすくなるような状況は必然的に避けるようになった。

テーブルやベッドの縁に置くようなことは避け、冬場だが手袋は外して持つし、ハンドストラップも併用している。

しかしそれでもちょっと怖いなという気持ちはある。

充電が持たない

4500mAhというバッテリー容量が悪さや2画面構成をしていて一日持たないというよりは、「Pixelには無かった充電容量制限をONにした」影響が大きい。

これを使うと充電してもバッテリー容量の80%で止まってくれるからバッテリーを労わってくれる。
この機能がない歴代板スマホ達は割と2年程度で明らかなヘタリを感じてきたので、
やっぱあるなら使わないとダメかなと思って現状はONにしている。

まぁ現状充電環境が無い場所に長時間いることは少ないため、こまめに充電することでカバーしているような状態だ。

でも実際のところちょっと面倒くさいよね…。

ケース問題について

さて、いくら代を重ねてどんどん頑丈にしましたよと言ってもヒンジが弱点であることには変わりない。

裸で持ち歩くなどもっての外だし、ヒンジが保護されないケースも避けたほうが良い。

そこでヒンジ保護付き・Magsafe内蔵のケースを使っているのだが、これが割と悩ましい存在だ。

まず開いた状態で机とかに置いて操作しようとすると、ヒンジ保護部だけが接地している状態なのでやじろべえのごとくガタガタする。

続いて「MagsafeとNFC・Felicaの干渉」
Magsafeに何かアクセサリーを付けた状態だと絶対にNFC決済やモバイルSuicaは反応しない。
外してもたまに反応しなかったり、マイナンバーカードが読み込めなかったりする。
今まで気にしていなかったけど決済時に博打要素が入ってくるようになってしまったので割とヒヤヒヤする。

まだまだあるぞ、「大半のMagsafeアクセサリーがはみ出す」
Qi対応のモバイルバッテリーとかMagsafeスタンド(MOFTとかね)は下方向に長い。
普通の板スマホだったらそこも画面なわけだけど、折り畳みになると端末から下部分がはみ出してしまい何とも使いづらい状態に…。

これは構造的にどうにかするのは非常に難しい…。
どう運用していくべきかは悩んでいる最中だ。

最後に「アウトディスプレイのフィルムがケースのせいで剥がれる」

Razrのアウトディスプレイは縁が丸いのでガラスフィルムのような硬いフィルムを取り付けるのには向いていなさそうだった。

そのためTPU素材の柔らかいフィルムを貼り付けた。

水張りしたこともあり、貼り付け後の数時間で割と綺麗な状態になったのだが、
数日経つと端が剥がれてきていることに気付いた。

原因はおそらく開閉操作でケースが微妙に動くこと。
開いた状態と閉じた状態で外周のサイズが変わるため、ケースの内寸がスマホよりもちょっと長めに作られている。
そのため開閉操作で微妙にケースが動く。
この際にフィルムとケースが擦れることで端から剥がれていってしまうというわけ。

これもなぁ…、構造的にどうしようも無いのではないか。

いやーあちらが立てばこちらが立たずばかりで難しいなこれ。

結局買いなのか、ナシなのかについて

最終判断については一旦保留とさせていただきたい。

というか「折り畳みスマホってこういうもんだよ」と分かった上で使わざるを得ないとしか言いようがないかも。

折りたたんだ時の手馴染みの良さは替えが効かない、けどそれ以上に綺麗に・便利に使っていこうとするには難しいガジェットだ。

でもねぇ、所有欲は満たされますね。
Pixelを筆頭にAndroidスマホで持っててテンションが上がる機種になかなか出会えていなかったが、Razr 60は明らかに面白い。

無駄にビカビカ光るとか、謎機能があるとかではなくデザインが美しくて(ケースで隠しちゃってるけどね)実用面が面白い、そんなやつ。

まぁもうちょっと使ってみないとですな…。

〜夢と現実〜 Clicks Keyboard for Pixel9を使った感想

夢が詰まったガジェット

その名は「Clicks Keyboard」

www.clicks.tech

スマートフォンの「スマート」さ、その尊厳を破壊するヤバいアイテムとも言える。

スティーブジョブズに見せたら地獄へ落とされそうだ。

手に入れた経緯

衝動買い、その先へ

こいつの日本での新品価格は24000円しないぐらい
「うーん…ぶっちゃけ高いな」
と思い、欲しいなぁとは思いつつも買うことは無かった。

 

それがある日、フリマサイトを覗いていたら中古で半値以下
しかも使用感が少なさそうな出品があった。

 

オークション形式だったのでとりあえず入札。

高値更新されたら諦めるつもりだったが、あえなく落札。

 

そして手元に届いたのだった。

わざわざスマホも買い替えて

さて、ここで問題が発生。

というのも普段使用しているのはPixel9a
つまり、このケースには対応していない。

買い替えるしかないか…とPixel9も購入した。

なんでそもそも惹かれたのか

Clicks Keyboardを知ったのはYouTubeでガジェット系YouTuberが紹介していたから。

この頃はiPhone専用でAndroid端末向けのリリースは無かったと記憶している。

 

見るからに賛否が分かれそうな見た目・機能。
少々ガジェット好きな自分、刺さってしまった。

 

そしてしばらくしてPixel用がリリースされ、その後Razr向けも出た形だ。

 

大体同じ時期、「スマホである程度仕事出来ないかな」と思い始めていた。
平日でも結構出かけにいくので、出先でのちょっとした作業をスマホですることはよくあった。

 

ここでひとつ問題があったのが、Gboardだと微妙に文字入力、
特に変換機能がイマイチだなという点。
Swift Keyboardも試してみたがこれも全体的に微妙。
これまで使っていたATOKはとっくの昔に買い切り版は無くなりサブスクのみ。

せいぜい月ちょびっと掛かる程度だが、ATOKへの課金はハードルが高かった。

 

ここでふと「物理キーボードだったらどうにかなるのでは?」と思い始めた。
これがだんだんとClicks Keyboardへの物欲が上がっていくことになる。

 

で、どうなのよ使ってみて

正直…ねぇ?

待って、察して引き返さないで。
うん、私には合わなかった、でもとりあえず理由だけ見てってほしい。

重い、とにかくこれに尽きる

装着した瞬間から「あっこれは重いなぁ…」とうっすら感じていた。
実際打鍵しているとずっと重い。

半日も使っていない段階でだんだん嫌になってきたし疲れた。

腱鞘炎持ちなのでずっと警戒感が湧いていたのも疲れた要因だろう。

 

肝心の打鍵感は?

「一見すると良い」
だがずっと打ち続けているとポチポチときちんと押さないといけないのがツラくなってくる。
つまり打鍵感も重い。

長文を打つことを目的として買ったのに、それ自体がツラいのである。

本末転倒

 

片手打ちが困難

これもツラい、打つ時に強制的に両手が塞がる。

英数⇔日本語への変換がCtrl+Spaceなので
どう足掻いても片手では打てない。

クッソ…日本語話者であることがここで足かせになるなんて…。

 

入力スピードが落ちる

使い始めてから打つのに時間が掛かることに気付いていく。

というかそもそもフリック入力に慣れている身としては、
2本指でのQWERTY入力は激遅と言わざるを得ない。

スマートフォンって良く出来ているんだなと、逆に思い知らされるなんてね…。

でも待って、キーボード自体の出来は…?

Clicksっていわゆる普通のキーボードで言うところの40%オーソリニア配列
「これって慣れるの時間掛かるんじゃないの?」というのが購入前の私の懸念点だ。

だが実際届いて使ってみると、「意外と打てるな」と思った。

 

オーソリニアであることが起因の打ち間違えは少ない。

むしろ、配列自体もよく練られているなと感じた。
特に記号キーの配置が自分には合っている。

(活用出来ていないTH40にこの配列を持っていこうかななんて思うぐらいには)

 

打つこと自体の体験は一般的なキーボードに大分寄っている。
脳の切り替え負荷が低い、新たに覚えないといけないという感覚はそれほど無い。

これは嬉しい誤算だった。

買いか…?結局買いなのかこれって

「結局ここまでするなら普通のキーボードを持ち運んだほうが良い」

一日使ってみた中での結論はこれだ。

 

打ち方をいろいろ工夫してみたり、
スマホ自体をスタンドでフローティングさせたらどう?なんて思ったりもしたが、
それってどんどん本来の目的から離れていくよねと思い諦めた。

 

そもそも出先で作業するのに最強のアイテムはノートパソコンなのだ。
それを覆すほどの能力はこのガジェットには無かった。

うーん…でももうちょっと使ってみて可能性を探りたい気もする。

あとがき

これ…もしかしたらRazr用のほうが良いんじゃないとは思う。
長い・デカい・打ちづらい、このデメリット3点セットが消えるからだ。

でもなぁ…強く打鍵しないといけないのと重さ自体からは逃れられないからな…。

 

えっ?流石にまた買い替えしてまでは試しませんよ!?

君はHHKB Studioを使いこなせるか【使い始めて一日経ってからの初期レビュー】

PFU Directを始め各種オンラインストアでは依然として入手困難なHHKB Studio

実は正規価格で購入出来る店舗があり、そこに出向いて購入してみた。

使い始めてからはまだ一日だけなのだが、発見も多いので所感を書いていこうと思う。

打鍵感どうなん

実は購入前に遊舎工房で実機を触ったことがあり、打鍵感についての感触は知っているつもりだった。

その時は構造が違うにしろHybrid Type-Sと結構似せて作っている印象を持った記憶がある。

ただ実際に購入したHHKB Studioと以前から所有しているHHKB Hybrid Type-Sをひたすら打ってみると静音性が向上していることに気付いた。

Hybrid Type-Sでも十分に静かだが、比較するとカチカチ感が目立つ。

Hybrid Type-S単品だとスコスコ感を真っ先に感じるだろうが、比較するとスコスコ感じるのは実はStudioのほうだと思った。

重さについてはユーザー毎で印象が異なるようだが、個人的には僅かにStudioのほうが軽く感じる。

これは打鍵した時の反発が抑えられて底打ちを感じやすくなったせいかと思う。

ポインティングスティックどうなん

梅干しの先駆者といえば偉大なるThinkpad

これ特許ちゃうん?と思いきや切れてるっぽい情報は目にした(真相は調べていないので不明)

 

実は先代の業務用PCがThinkpadだった影響で使ったことはあるが、あえなく挫折した経験を持つ。

じゃあ今回もアカンのでは?と思われるかもしれないが、今回こそ仲良くなれそうな予感はしている。(意外とコツを掴めば使いやすいのである)

 

まず先達のレビュワーと共通の感触ではあるが、マウスやトラックパッドほどの精密作業は向いていない。

映像編集や画像編集、絵描き用途におけるポインティングスティックの代用とするには精密さに欠けている。

 

では梅干しが大活躍する場面はどこか?と言われればウェブブラウジングやプログラミング等の精密なポインティングがさほど重要ではない時じゃなかろうか。

こいつの役割の重要さは「キーボードから手を離さずマウスポインタを移動させられる」という点に尽きる。

ウェブブラウジングでは多少ズレたとてクリックは可能だし、手練れのプログラマであればプログラミング中にマウスに頼る場面は意外と少ないはずなので、数少ない場面でわざわざマウスに手を移す行為が減るのは恩恵が大きい。

ジェスチャーパッドどうなん

Thinkpad keyboardとHHKB Studioで決定的に違うところといえばジェスチャーパッドの有無だろう。

じゃあ使いやすいかと訊かれたら…「現時点では微妙」という回答になる。

これに割り当てて恩恵が発生するキー割り当ては「連打が前提の操作」であり、ブラウザ等のスクロールはFn2キー+ポインティングスティックのほうがやりやすいし、デフォルトで右前面に割り当てられているウィンドウ切替みたいなやつは実は操作がしづらい。

例えば音量操作は「頻繁に発生する操作でもないし、撫でるという操作が直感的」という理由でジェスチャーパッドに割り当てるのが良い機能だと思った。

 

ジェスチャーパッドの操作はホームポジションからの離脱が伴う操作なので、確かにHHKB自体のコンセプトから少々逸脱しているとは思う…が、使いこなせれば強力なアイテムのひとつだと思う。

 

ただ決定的にダメなのが感度。

どうやら誤操作を抑えるためにタッチしてからすぐは反応しない設定になっているようで、触っている途中に突然動き出す挙動をする。

これがとにかく微妙。

あとは感度調整をしても反応しないタイミングがあったりするのも嫌だなぁと思った。

これだけはどうにかしてほしい。

 

結論:カスタマイズで使いこなそう

初期設定だと使いこなせないというのが一日経ってからの感想。

HHKB Studioの一番の強みはジェスチャーパッドやキーバインドを駆使して自分好みの動作を設定出来る点ではなかろうか。

例えばポインティングスティックのクリック操作は初期設定だと無効化されているが、使えるようにしたほうが確実に利便性は良いし、個人的には左Fnキーは使いづらいのでCtrlキーに変えたりとちょこまか設定を変えている。

Fnキーが3つまで割り当てられるところと、設定自体が本体に4つまで記憶させられるというカスタマイズ性の高さを使いこなせなければ、敢えてこの高級キーボードを買う理由は無いとも思う。

 

あえて言おう!君は使いこなせるかと

iPad AirからSurface Proに買い替えた

最近ふと衝動に駆られて中古で購入したiPad Air Gen4からSurface Pro 9に買い替えた。

結果買い替えて満足の行く点と少々不満も出てきたのでざっくり報告していく。

タブレット遍歴の紹介

  1. Amazon Fire 7 Gen7
  2. Apple iPad Air Gen4 Wi-Fi 256GB
  3. Microsoft Surface Pro9 Core i5/256GB

どうして買い替えたのか

1台目のタブレット端末から徐々に大型・ハイスペック化し、結局2in1 PCに落ち着くことになった。

Fire 7はやはりローコストモデルが故に動作がもっさり気味だったこと、2020年当時は良質なAndroidタブレット端末が見つからなかったことからiPad Airに買い替えることにした。

 結果、ここ数年間のタブレット生活はiPadで満足出来ていた。

ただ不満は積もっていき、結局はSurfaceを購入することになった。

  • モバイル向けOSなのでマルチタスクが出来ない。
    結局ここが一番不満点としては大きかった。例えばYouTubeを観ながらネットサーフィンするにもPremium契約をしないといけなかったり、Amazon Prime Videoを観ながらTwitterを徘徊するにはスマホを併用する必要がある等。

  • iPad OSが肌に合わない。
    スマホはずっとAndroid系統、PCもWindows(仕事ではLinux系も使っている)ばっかなのでApple製品が合わなかった点も大きい。
    ある程度は慣れてきたのだが、やっぱり使い慣れているOSが一番良い。

  • 指紋認証だけだと使いづらい。
    これは些細なことなのだが、スリープからの復帰に顔認証が無いと手軽さに欠ける。またiPadの場合、指紋リーダーは電源ボタンと共用なので電源ボタンを押したついでに認証されてロック解除も出来るのだが、仕様上しばらく使っていないとパスワードが要求されるのがイラっとする。

ざっとした不満点は以上だ。

買い替えてよかった点・不満点

よかった点

これは前述の不満点の裏返しである。

この記事もアニメを観ながら書いているし、別タブでTwitterやYouTubeを開くことは造作もない点が素晴らしい。

モバイルOSの場合、基本的に電源は落とさず常時スリープが前提だが、Windowsとなるとしばらく使わなければ電源はOFFにするのが前提だ。

ただ電源を落としても復帰するまでのスピードは十分早いため、さほど問題にはならない。

ロック解除もWindows Hello 顔認証がサクッと通してくれるのでストレスフリー。(指紋認証が無くても別に困らない)

Windowsをタブレットモードで使うのは正直どうなんだと半信半疑ではあったのだが(WIndows 8の酷評ぶりを思い出し)、Windows 11は大分改善されているようで今のところ大きな不満は感じていない。

イマイチなところ

  • 重くてデカいし、メインPCにするにはパワーが足りない。
    仕方のないことだが、2in1 PCは結局どっちつかずではある。
    タブレット端末ほど軽量でなければ、モバイル性も劣る。
    これらを重視すればProではなくGoのほうが向いているのだが、最新版のGo 3は発売が2021年とちょっと古いのと、CPUがPentiumでモッサリ感を予見して結局Pro 9にした。

    じゃあPro 9で結局パワー面は満足かと言われるとそうでもない。
    メモリ8GBでは性能面でのバランスが悪いのだ。

    Core i7が必要なほどハイパワーな作業をSurfaceに担わせる気は無かったのと価格が上がりすぎてしまい手が出せなかったので、Core i5搭載モデルにしたのだが、メモリを16GB載せられるのは法人向けに限られてしまっているので事実上の選択肢が8GB一択になる。

    まぁ足りんだろうなぁ…と覚悟して新品を買ったのだが、それほどアプリを立ち上げなくてもメモリ使用量が70%を平気で超えるので遠慮しながら使うことになってしまった。

    結局こうなるとCore i5の性能を活かせる使い方は難しい。

    後はごろ寝して両手で持ちながら使うには重いし、サイズもそれなりにあるので親指で操作するにはギリギリだ。
    やっぱいろいろ中途半端な点は否めない。

  • バリエーションの少なさから選択肢が限られる。
    外出先でも使えるようにセルラーモデルを選ぶとCPUがArm版のSQ3になってしまう、個人向けCore i5搭載モデルの選択肢がほぼ無い点も併せて取捨選択を迫られるのが微妙なところ。

    オールインワンの何でも出来る版が欲しいが難しいんだろうなぁ…。

  • 純正アクセサリーの値段が高すぎる。
    出番は少なかったものの、iPad時代はApple Pencil2を使っていたのでSurfafeペンも買うことを検討したが、気軽に充電するにはSignature Keyboardがほぼ必須になってしまい同時に購入するのはやめた。

    普通ならPCで使うことが前提なのでキーボードも必須だろうが、外出先で使うのはごくまれだったこと、自宅で使うならHHKBとマウスをBT接続で使えば十分なので必要性に迫れられたら買えば良いと思った次第。

    公式ストアで付属品の20%オフセールをしている時に本体を買ったが、それでもお得感に欠けたのも大きい(別の販売先のほうが安かった)。
    (中古品も全然安くないので(その分リセールバリューが高いだろう)しばらく様子見する予定)

じゃあ結局買いなのか

結果的に満足してはいるのだが、それは性能面は割り切って使っているからこそだ。

17万円も出してこの程度なので、一般ユーザーにはおすすめしづらい。
(こういう詰め込み系ガジェットが好きな物好きにはギリギリおすすめ)

重労働を軽々とこなすスペックを求めてCore i7搭載モデルを買ってもおそらく排熱の悪さが付きまとうと思われる。(Pro 8で悩まされている知り合いが居るため)

結局最適解としては用途ごとに端末を使い分けることなのだが、そこまでやるのはオタクだろうし当然金も掛かるのでどっかしら妥協するのがベターか。

まとめ

Surface Proが良いというより、Windows 11の出来の良さに改めて気づいたところが大きい。

そのため端末自体は玄人向け。

よく比較検討することをおすすめする。

 

素人がQuadCortexをざっくりレビューする

予約していたQuadCortexの順番が回ってきたので、大枚を叩き入手してみました。

10月頭から3週間ほどギターとベースの両方で使ってみて気づいた点を、元々使用していたHelix LTと比較しながら書いていきます。

 

最高なところ/致命的にダメなところ

真っ先に挙げられる良い点は軽量なところですね。

ハイエンドなフロア型マルチ同士で比較してみると、群を抜いて軽いことが改めてわかります。

巨大なエフェクターボードを組んでいる方からすると、Helix LTの重量でも「まだいけるだろ」とも思えるぐらいではありますが、持ち運びに相当苦労していた身としてはこの軽さは驚異的です。

参考までに公称値を載せておきます。

  • Helix:6.6kg
  • Helix LT:5.7kg
  • KEMPER PROFILER STAGE:4.6kg
  • QuadCortex:1.95kg

また、元々コンパクトなことも相まって、ギグバッグのポケットに入れて持ち運べるようです。(まだ自分では試せていません)

 

一方致命的な点がひとつあります。

それがシャットダウン時のノイズです。

XLR outにスピーカーやアンプ等を繋いだままシャットダウンすると「ブツッ」という割と大き目な音が鳴ります。

これはQC側のボリュームをゼロにしても消えませんので厄介な問題です。

公式はQCをシャットダウンする前にスピーカーやアンプ側の電源を落とす等の対策を推奨していますが、そんなめんどくさいことを現場でするのは困難ではないでしょうか?

(調べた限りだと日本語で問題視している人を見つけられなかったので、皆さん何かしらの対策をしているのでしょうか…?)

いずれにせよ非常に重要な問題だと思うので、ソフトウェア側でどうにかなるのであれば今後のアップデートに期待したいところです。

cortex-support.neuraldsp.com

それでは使ってみて良かった点・イマイチだった点を挙げて解説していきます。

良いところ/ダメなところ

Neural Captureが凄いといった点ばかりが注目されていますが、そういった大きなポイントはここでは省略して、実際に使ってみて気づいた細かいポイントを深掘りしていこうと思います。

  • 使えるアンプモデルやエフェクトが増えた。
    Helixを使っていて「このアンプモデルってこんな変な音がするの?」とか「このエフェクター、実機と全然音が違うんじゃないか」というモヤモヤを抱えることが多々ありました。
    それを念頭に置いてQCを使ってみると、実機のクセは掴みつつもEQ等がフラットでも即使えるようにチューニングされているような印象を受けます。
    特にすごいのが最近のアップデートで追加されたFuzz Faceのモデリングです。
    これはギター側のボリュームを下げたり、ハムバッカーとシングルでの出力差による挙動の変化等を再現するためのパラメータを増やしており、特にPICKUP VOLUMEの値を弄ることでガラッと音が変わります。(実機のような鈴鳴りからクランチサウンド等を再現したり出来ます)
    まだまだ本物には敵わないまでも、Helixで感じていた「ファズは結構微妙だな…」という印象が拭えるくらいには進化していると思います。
    あとは今後のアップデートでFuzz Factoryのような発振系を入れてくれたら最高ですね。

  • 操作性の改善
    やはりフルカラーディスプレイにタッチパネルを搭載したメリットは大きいです。
    Helixでボタンやツマミをカチカチしながらしていた操作の大半がタッチ操作に置き換わったのは良い点です。
    一方気になるのが、フットスイッチやディスプレイ自体の耐久性です。
    私はHelix LTを中古で購入したのですが、使用し始めてからすぐにエクスプレッションペダルが「ギィギィ」と言い始め、今度は1年ぐらい経ってから使用頻度の高いフットスイッチの接触が悪くなってきました。
    この点を踏まえるとこの先どれだけ活躍できるか不安が募ります。
    特にフットスイッチはツマミを兼用しているという複雑な構造ゆえにどれだけ持つのでしょうか?

    • アサインできる操作の少なさ
      Helixではスナップショットを用いてプログラマルスイッチャーのような複雑な操作切り替えをフットスイッチ一つで行えました。
      これはQCでもSCENEモードでほぼ再現が出来ます。
      ただHelixではスナップショット以外でも、コマンドセンターを使うことでプリセット切り替えとエフェクトの切り替えを同じモードで行えます。
      また、1フットスイッチに複数の機能をアサイン出来ることを利用して、アンプの切り替えをスナップショット以外でも行うことが出来る等、結構万能だったんですね。
      これがQCになるとSTOMPモードでは1フットスイッチで出来る操作は1エフェクトのON/OFFだけだったり、エクスプレッションペダルのToeスイッチを利用してボリュームとワウを切り替えたりするような複雑な操作は出来ません。

      これらを「よくわかんない項目が多いから怖くて触れない」ことの解消と捉えるか、「高額なくせして出来ることが少ない」と捉えるかはユーザー次第なところでしょうか。

    • アンプモデルで弄れるパラメータが減った
      Helixではバイアス等のパワーアンプ側の挙動もシミュレート出来ました。
      しかしながら、QCではこれらの項目が一切ありません。
      私はこれらのパラメータを弄ったことがないのでダメージは少ないのですが、使い込んでいたユーザーにとっては地味に痛手になるんじゃないかと思います。

    • やはりまだまだエフェクト数が足りない
      万人受けするようなアンプやエフェクトは現時点ではほぼ入っています。
      一方、特定のユーザーに刺さるようなニッチなもの、地味にあると便利だなといったものは無いのが現状です。
      また、まだまだベース系のアンプとエフェクトが少ないです。
      これを補うように結構な数のNeural Captureがプリインストールされているのですが、ここはHelixでも手薄だった点ではあります。
      開発経緯を考える(ベースに強いDarkglassと結びつきが強い点)と、今後のアップデートで解消されることに期待です。

    • コンパクトだが…
      Helixは7㎝四方でフットスイッチが配置されています。私のように足の大きな人だと、これでもちょっと狭いかなと思うくらいでした。
      一方QCは左右が6.5㎝で上下が5㎝間隔で配置されています。
      実際に踏んでみると結構キツキツだと思いました。

    • PC用エディタが無い
      今後HX Editのようなアプリがリリースされる可能性もありますが、今のところQC本体の遠隔操作は出来ません、
      そのため足元に本体を置いている場合、腰を屈めて操作する以外の方法が無くなります。
      (Helixだとペダルエディットモードがあるため、足だけでエフェクトのゲインやボリューム等を弄ることも出来ます)

      私の場合、やはり手元で操作したかったことから、QC本体は卓上に置くことにしました。

  • 結局は上記の理由(フットスイッチにアサイン出来る操作の少なさや故障を避けるため等)から、コンパクトさを犠牲にして多機能なMIDIフットスイッチを追加することにしました。

    自宅で使用する際はしばらくこのシステムでいきますが、スタジオやライブでどうするかは未定です。

終わりに

一応機械学習関連の仕事をしているので、こういったモノにAIが搭載されたことへの感動や興奮は大きかったんですが、実際に使ってみるとまだまだ課題点も多いですね。

また、発売自体はされましたが、現状易々と入手できない点やセカンドロッドから早くも値上げしたりなど、敷居の高いデバイスであることは間違いないです。

そして、まだまだ発展途上だなという印象も強いです。
KEMPERリグのように今後公開されていくキャプチャも増えていくでしょうし、機能追加が予定されている既存プラグインが使えるようになれば更に使えるマルチプロセッサーとなるでしょう。

ですので、現状買いかと言われると結構微妙なところです。

 

あまり踏み込んだことは書けませんでしたが、参考になれば幸いです。

ここどうなってるの?等の質問もお待ちしています。(あくまで素人なので、プロミュージシャンのような高度な質問にはお答え出来ないかもしれませんが…)

Mastery Bridge M2をレビュー

かねてから狙っていたが,その値段の高さからポチるのを躊躇っていたMastery Bridgeをその場のノリで入手,装着してみたのでレビューしてみる.

装着してみて感じたデメリット

  • 生音・出音が共にパキッとする

    耳の良いギタリストはこれを「立ち上がりが早い」というのだろうか.
    オリジナルのブリッジと比べると,自分の印象としてはパキッとすると感じる.
    音の分離感も良いと感じる.何を弾いてるのかがハッキリとわかる分,腕が試されているかもしれない.

  • 生音がデカい

    ピックアップから出力される音量にあまり差は出ないと感じた(装着のついでにピックアップの高さを下げた影響もあるが)

    一方の生音だが,ブリッジ周りの音量が非常に大きくなった気がする.減衰していた分がきちんと伝達されるようになったということだろうか?

  • ガタつきが無くなった

    ブリッジポストがスタッド内径とほぼ同一なため,ガタつきが無くなった.

    オリジナルのブリッジも応急的にマスキングテープでガタつかないようにしていたが,交換後はポストとスタッドの接触する面積が大幅に増えているため,これが生音の大きさに起因するのかもしれない.

デメリット

  • 調整が意外とダルい

    ブリッジを構成するネジは全て六角ネジなため,プラスネジのようにちょっと合ってない大きさでも回せるというメリットがない.

    他レビューを見ると六角レンチは1種類でいけると書いてあるものもあるが,オクターブ調整ネジは3/32インチ,サドルの高さ調整とポストの高さを変えるレンチ(厳密なサイズは不明),ポスト自体を固定するためのレンチの3種類が必要だと思われる.

    特にオクターブ調整ネジが硬めの感触なため,

    1/3周ほどネジを回す→六角レンチを外してちょっと回してはめなおす

    の繰り返しになり意外とダルい.

    ただ良い点もあって,調整箇所はオリジナルのブリッジが弦6本分のオクターブ調整,サドル高さ調整ネジ12箇所,+ブリッジ全体の高さを2箇所のポストで調整する必要がある(更にブリッジ土台の壁が弦に当たらないように微妙な調整する必要がある等,全体的にシビア)のに対し

    Mastery Bridgeは弦4本分のオクターブ調整(2,5弦は犠牲になる)とサドルの高さ調整4箇所,ブリッジ全体の高さは大雑把に調整すればいいため,この点はラクである.

    更にオクターブ調整ネジが弦の下にある煩わしさが解消される.

    また,バズストップバーを付けていても六角レンチならL字なので大体入る.これは地味に便利.

  • 音の変化を嫌うかどうか

    構造等の差異が大きいため,先述した通り音の変化がある.
    いわゆるジャズマスターらしさは薄れて,現代的な使いやすい音に変化するといった感じだろう.
    求めるモノが違う場合はおすすめできない.

終わりついでの閑話

ちょっと不出来なところが愛しいジャズマスターがさらに使いやすくなってしまった.
ビンテージ志向ではないので,以前行ったピックアップ交換と併せて一つの正解にたどり着いた気がする.
ブリッジ交換と合わせてマグナムロックペグへの交換(ブッシュの交換で手を痛めたのがつらい),ピックガードをアノダイズドにしてみるなど,いよいよ弄っていないところがボディ・ネック・ナットのみになってしまった.

これでOJのジャズマスターに近づいたな!と思ったら本人は2号機を作っちゃうし,FCGR製のホンモノは意外と音が大人しいのである(この前楽器屋で試奏して気づいた)

そのせいで2号機に載っているHybrid Humbuckerピックアップが気になってしまい,この前FCGRの事務所に行って試奏したところ,しっくり来てしまい購入を予定している.

次のピックアップ交換の犠牲者筆頭候補はFender Sixty-Six,こいつにも良い音になってもらおうではないか…

 

とにもかくにも高額なパーツではあるが,現状のブリッジに不満があるならぜひおすすめしたい(テレキャスター用,リッケンバッカー用のラインナップもあるよ)