iPad AirからSurface Proに買い替えた
最近ふと衝動に駆られて中古で購入したiPad Air Gen4からSurface Pro 9に買い替えた。
結果買い替えて満足の行く点と少々不満も出てきたのでざっくり報告していく。
タブレット遍歴の紹介
どうして買い替えたのか
1台目のタブレット端末から徐々に大型・ハイスペック化し、結局2in1 PCに落ち着くことになった。
Fire 7はやはりローコストモデルが故に動作がもっさり気味だったこと、2020年当時は良質なAndroidタブレット端末が見つからなかったことからiPad Airに買い替えることにした。
結果、ここ数年間のタブレット生活はiPadで満足出来ていた。
ただ不満は積もっていき、結局はSurfaceを購入することになった。
- モバイル向けOSなのでマルチタスクが出来ない。
結局ここが一番不満点としては大きかった。例えばYouTubeを観ながらネットサーフィンするにもPremium契約をしないといけなかったり、Amazon Prime Videoを観ながらTwitterを徘徊するにはスマホを併用する必要がある等。 - iPad OSが肌に合わない。
スマホはずっとAndroid系統、PCもWindows(仕事ではLinux系も使っている)ばっかなのでApple製品が合わなかった点も大きい。
ある程度は慣れてきたのだが、やっぱり使い慣れているOSが一番良い。 - 指紋認証だけだと使いづらい。
これは些細なことなのだが、スリープからの復帰に顔認証が無いと手軽さに欠ける。またiPadの場合、指紋リーダーは電源ボタンと共用なので電源ボタンを押したついでに認証されてロック解除も出来るのだが、仕様上しばらく使っていないとパスワードが要求されるのがイラっとする。
ざっとした不満点は以上だ。
買い替えてよかった点・不満点
よかった点
これは前述の不満点の裏返しである。
この記事もアニメを観ながら書いているし、別タブでTwitterやYouTubeを開くことは造作もない点が素晴らしい。
モバイルOSの場合、基本的に電源は落とさず常時スリープが前提だが、Windowsとなるとしばらく使わなければ電源はOFFにするのが前提だ。
ただ電源を落としても復帰するまでのスピードは十分早いため、さほど問題にはならない。
ロック解除もWindows Hello 顔認証がサクッと通してくれるのでストレスフリー。(指紋認証が無くても別に困らない)
Windowsをタブレットモードで使うのは正直どうなんだと半信半疑ではあったのだが(WIndows 8の酷評ぶりを思い出し)、Windows 11は大分改善されているようで今のところ大きな不満は感じていない。
イマイチなところ
- 重くてデカいし、メインPCにするにはパワーが足りない。
仕方のないことだが、2in1 PCは結局どっちつかずではある。
タブレット端末ほど軽量でなければ、モバイル性も劣る。
これらを重視すればProではなくGoのほうが向いているのだが、最新版のGo 3は発売が2021年とちょっと古いのと、CPUがPentiumでモッサリ感を予見して結局Pro 9にした。
じゃあPro 9で結局パワー面は満足かと言われるとそうでもない。
メモリ8GBでは性能面でのバランスが悪いのだ。
Core i7が必要なほどハイパワーな作業をSurfaceに担わせる気は無かったのと価格が上がりすぎてしまい手が出せなかったので、Core i5搭載モデルにしたのだが、メモリを16GB載せられるのは法人向けに限られてしまっているので事実上の選択肢が8GB一択になる。
まぁ足りんだろうなぁ…と覚悟して新品を買ったのだが、それほどアプリを立ち上げなくてもメモリ使用量が70%を平気で超えるので遠慮しながら使うことになってしまった。
結局こうなるとCore i5の性能を活かせる使い方は難しい。
後はごろ寝して両手で持ちながら使うには重いし、サイズもそれなりにあるので親指で操作するにはギリギリだ。
やっぱいろいろ中途半端な点は否めない。 - バリエーションの少なさから選択肢が限られる。
外出先でも使えるようにセルラーモデルを選ぶとCPUがArm版のSQ3になってしまう、個人向けCore i5搭載モデルの選択肢がほぼ無い点も併せて取捨選択を迫られるのが微妙なところ。
オールインワンの何でも出来る版が欲しいが難しいんだろうなぁ…。 - 純正アクセサリーの値段が高すぎる。
出番は少なかったものの、iPad時代はApple Pencil2を使っていたのでSurfafeペンも買うことを検討したが、気軽に充電するにはSignature Keyboardがほぼ必須になってしまい同時に購入するのはやめた。
普通ならPCで使うことが前提なのでキーボードも必須だろうが、外出先で使うのはごくまれだったこと、自宅で使うならHHKBとマウスをBT接続で使えば十分なので必要性に迫れられたら買えば良いと思った次第。
公式ストアで付属品の20%オフセールをしている時に本体を買ったが、それでもお得感に欠けたのも大きい(別の販売先のほうが安かった)。
(中古品も全然安くないので(その分リセールバリューが高いだろう)しばらく様子見する予定)
じゃあ結局買いなのか
結果的に満足してはいるのだが、それは性能面は割り切って使っているからこそだ。
17万円も出してこの程度なので、一般ユーザーにはおすすめしづらい。
(こういう詰め込み系ガジェットが好きな物好きにはギリギリおすすめ)
重労働を軽々とこなすスペックを求めてCore i7搭載モデルを買ってもおそらく排熱の悪さが付きまとうと思われる。(Pro 8で悩まされている知り合いが居るため)
結局最適解としては用途ごとに端末を使い分けることなのだが、そこまでやるのはオタクだろうし当然金も掛かるのでどっかしら妥協するのがベターか。
まとめ
Surface Proが良いというより、Windows 11の出来の良さに改めて気づいたところが大きい。
そのため端末自体は玄人向け。
よく比較検討することをおすすめする。